従来の矯正治療では、歯が重なっている場合、生えている歯の中間にある歯(前から4番目もしくは5番目の歯)を上下左右4本抜いてしまいますが、人間にとって始めからいらない歯というのはありません。すべての歯にそれぞれの役割がありますので、歯を抜いて治療するよりも、本来の正常な状態にしてあげることこそが、治療になります。
従来の矯正治療は、およそ2年半から3年、長い人で5年ほどかかります。
しかし、当院のマルチループを用いた場合、歯並びの状態や骨の硬さ、歯の動き具合によって個人差はあるものの、およそ1年から1年半、長い人でも2年半程度で終わります。
歯が動きやすいように1本1本の歯の間にループが入っており、すべての歯を同時に自由に動かすことで、短期間での治療を実現しています。
見た目はキレイになったとしても、噛み合わせがしっかり合わないまま矯正治療が終了してしまっては意味がありません。
当院では歯の模型や写真、レントゲンといった検査だけでなく、必要に応じてアキシオグラフ(下顎運動解析装置)の検査を行って、患者さまの顎の本当の位置を分析します。
「歯を動かしてガタガタを解消する」だけでなく、マルチループを用いた方法は前後・上下と3次元的に歯を動かして矯正するため、全体のバランスや、非生理的な顎位を整えることができます。
矯正治療前
矯正治療後
矯正治療前
矯正治療後
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